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2011年10月 4日 (火)

「今のところは」無関係

チェルノブイリ原子力発電所事故では甲状腺癌が多発しましたが、今のところ、福島原発事故と「甲状腺機能低下」は無関係です。経過観察はもちろん大切ですが、必要以上に恐れるのは有害と思います。

長野県松本市のNPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」(鎌田実理事長)と信州大医学部付属病院が、東京電力福島第1原発事故後に県内へ避難した福島県の子どもを検診し、130人中10人で、甲状腺ホルモンが基準値を下回るなど甲状腺機能に変化があったことが4日分かった。健康状態に問題はなく原発事故との関連は不明といい、NPOは「参考データがなく、長期の経過観察が必要だ」と話している。

 10人の内訳は▽甲状腺ホルモンが基準値以下1人▽甲状腺刺激ホルモンが基準値以上7人▽甲状腺組織が壊れたことなどを示すたんぱく質「サイログロブリン」の血中濃度が基準値以上2人--で、甲状腺異常や甲状腺機能低下症はなかった。

まず注意ですが、甲状腺「刺激」ホルモン上昇≒甲状腺ホルモン低下です。

難しく言うとフィードバックシステムがなんとかかんとか

確かに、甲状腺機能「低下傾向」の小児が多いようです。若い子には「亢進(或いはその傾向)」はよく見られますが「低下」は少数のはずなので、一見して統計学的に有意です。

しかしそれが原発事故によって発生した放射性ヨウ素によるものか、というと微妙に思います。

チェルノブイリ原子力発電所事故の後の調査結果があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85#.E7.99.8C.E3.81.AE.E7.97.87.E4.BE.8B

確かに甲状腺機能低下症が増えたというデータはありますが、それは3年を過ぎてからです。「今」甲状腺機能低下症、は無関係と思います。

チェルノブイリ原子力発電所事故の時には、事故を知らずにみんな放射性ヨウ素を含む牛乳を飲んでいた、ことにより多くの人が被曝しました。

福島第一原発事故の時には、その知見によりみんな牛乳は避けたはずです。

自分は、当該地域の人達がヨウ素を含む食品を過剰摂取しているのではないか、と思っています。

昆布を始めとする海藻類はヨウ素を豊富に含んでおり、我々日本人は容易に過剰摂取出来ます。

これにより放射性ヨウ素を避けることも出来ますが、甲状腺機能低下の原因にもなります。

悪いこととは思いません。

無理の無い範囲で癌を避ける努力をしているのですから。

ただ、このことを知らずに、過剰に不安になったり短絡的に謝罪と賠償を要求したりということとは違うと思います。

福島原発事故の影響の調査は、まだ始まったばかりです。

慌てず、冷静に調査結果を評価しましょう。

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コメント

ヨウ素を摂るために、当時昆布のふりかけ等が流行りましたね。

子を持つ親なら、インターネットで調べて食べさせていても何ら不思議ではありませんね。


被災地は未だガレキが残っている場所もあるのに、

メディアから地震のニュースが少なくなった気がします。


不安を避けるため意図的になのかもしれませんが、

まだまだ不自由している人達が居る事を意識させる報道が必要だと思います。


投稿: ティガ | 2011年10月 4日 (火) 21時56分

コメントありがとうございます。

我々には「上を向いて歩こう」という気持ちは必要なんだと思います。

マスコミとしては、「もう飽きた」というところかもしれませんが。

投稿: プー | 2011年10月 4日 (火) 22時03分

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