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2011年10月26日 (水)

外野は黙ってろ

「抵抗感」が何と言おうと、フクシマ後でも欲しいと言ってくれるものを、こちらから取り下げるのは間違っています。外国には外国の事情があるのですから。日本は、フクシマの教訓を最大限に生かして、原発導入国の経済と安全に貢献すべきです。

【ハノイ西尾英之、矢野純一】ベトナムのグエン・スアン・フック副首相は25日、ハノイの首相府で毎日新聞の成田淳・東京本社編集編成局長とのインタビューに応じ、ベトナム南部ニントゥアン省に日本の技術で計画している原子力発電所2基の建設について、事実上のゴーサインとなる日本側との政府間合意を締結する方針を初めて明らかにした。ただ、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の拡散が次々と判明するなど被害状況が不透明な中での原発輸出再開となるだけに、日本国内には抵抗感も強い。

ベトナムにはベトナムの事情があるのです。

ベトナムが経済発展して国民が豊かになるためには、電力供給の増強が不可欠です。

火力発電の主な燃料である原油は高いです。

原子力発電による電力供給の多角化、さらにそれによって原油購入の交渉でも強く出られる、すなわち原油も安く買うことが出来るようになるのです。

フクシマ事故の再来を懸念する声は、それはそれで正しいです。

しかしベトナムは、「日本はフクシマの教訓を生かしてくれるだろう」と考えています。

それ以上に、日本とベトナムでは価値観が違う、ということも忘れてはいけません。

向こうでは、命の重みが日本より全然軽いのです。

原発事故が起こったら、半径20kmくらいの住民を強制的に立ち退かせて、大した補償もしないでしょう。

そんな社会が良いとは思いませんが、貧しい国の現実として仕方ないです。

むしろ、リスクを負ってでも産業を興して豊かな国になりたいのがベトナムです。

そんな事情のベトナムが豊かになることに、「抵抗感」は抵抗しているのです。

脱原発の理念は崇高ですが、理念は食えないのです。

だから、「抵抗感」は、ベトナム人の支持を得られないでしょう。

日本国とベトナムの両者が合意しているのです。

温かく見守りましょう。

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コメント

ベトナムの勇気ある決断に感謝して、同じ過ちを繰り返させないように、

原発を運営して欲しいです。

フクシマのイヤな教訓として原発テロなどが起きないと良いのですが。

投稿: ティガ | 2011年10月30日 (日) 22時08分

コメントありがとうございます。

そのために、「日本で原発」は適さないとの意見もあり、考えさせられます。

投稿: プー | 2011年10月30日 (日) 23時24分

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