伝統と、その背景を考えよう
「時代遅れ」というけれど、今の時代が正しいのか、ということを考えた方が良いと思います。或いは、今が昔より良いとして、その前提条件は何なのだろうか。歴史的背景は何なのか。そういうことを考えると、実に奥の深い話です。
【ロンドン=木村正人】英政府は13日までに、英王室の王位継承法について現行の男子優先を廃止し、性別にかかわらず長子が王位を継承できるようにする改正に着手した。今年4月にウィリアム王子とキャサリン妃が結婚、第1子の誕生に備えた措置で、「男子優先の王位継承法は時代遅れ」という世論の高まりに配慮した。欧州の王室では長子継承が主流になっている。
現代は男女平等の社会です。
どちらの側からも文句が出そうですが、細かいところは置いておきます。
でも昔は、或いは現代でも日米欧以外では男尊女卑の社会が多いです。
「男女平等」は、普遍的な考え方ではありません。
なぜだか、考えたことがありますか?
実に単純なことですが、男性が女性より物理的に強いからです。
家族内であろうと国際社会であろうと力が強い者がエライのは大自然の法則です。
人民の頂点たる王が男性なのは、当然なのです。
或いは、兵役を果たす者が果たさない者よりエライのも当然なのです。
それが現代日本では平等に扱われます。なぜか。
日本国が暴力を禁止する法律と、それを保証する治安維持組織を持っているからです。
自分も含めて、殆どの日本国民がその恩恵に与っているはずです。
欧米諸国も多くは同様であり、その価値観に基づいて、「男子優先の王位継承法は時代遅れ」という結論に至ったのでしょう。
だからといってこれが未来永劫続くとは限りません。
前述の前提条件が崩れれば、社会は変わります。
そうなって欲しいとは全く思いませんが、我々が今の日本を維持しようと思ったら、日本国に貢献しようという努力をしなければなりません。
また、「前提条件の前提条件」にも考えが及ぶと良いです。すなわち、この国が平和であること、豊かであること。
間違っても、隣の国を真似しようなどと思わないことです。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2022年は良い年になりますように(2021.12.31)
- 猛暑の中で20kmラン(2021.09.23)
- 修行のはずがスイーツランになった(2021.02.11)
- 高崎観音に参拝(2021.01.11)
- 八ッ場ダムには行けず、45km(2020.12.13)
コメント
男女平等。
この言葉自体がなくなるのが、真の男女平等だと思ってます。
皮膚の色や男女で差別されないように、人間が住みやすい世の中になればいいですね。
そのためには、平和は大前提ですが、
寿退社がなくならない限り雇用均等は難しいでしょう。
家事や育児は分担出来るとしても、出産は完全に分担出来ません。
女性も男性も働きやすい世の中(例えばコアタイムなしのフレックス制度や在宅勤務)
をもっと導入する社会になるといいなぁと思います。
出産後女性の社会復帰は、
労働人口の減少の歯止めと労働者の労働時間の減少に繋がると思いますから。
横道にそれてしまい申し訳ございません。
投稿: ティガ | 2011年10月13日 (木) 23時28分
コメントありがとうございます。
男女の違いを踏まえて、お互いに感謝・尊重出来る世の中になれば良いですが。
国策が今一そのような方向に向かっていないのが残念です。
投稿: プー | 2011年10月14日 (金) 07時58分