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2011年9月22日 (木)

救世主がいるとすれば、それは日本

これって映画の宣伝?? と思って読んだけれど、確度の高い近未来予測でした。欧州の債務問題は近い将来必ずショックを起こします。我々はこれに備えて行動すべきでしょう。

同氏はリーマンショックのような金融危機が向こう6-12カ月のあいだに起こると予想する。前回との違いは、今回の危機の原因が財政赤字と欧州の銀行にある点だ。
(中略)

その上、どれだけ多くのデリバティブ契約にユーロ圏のソブリン債や社債が組み込まれているのかはまったくわかっておらず、その影響は世界的に拡大し得るという。

 「一度デフォルトが起きれば、欧州の金融危機が米国、カナダ、オーストラリアの金融危機になることは想像に難くない」と同氏は言う。

欧州の債務問題は、リーマンショックが止めを刺した、という言い方は出来るでしょう。リーマンショック後の景気回復のために各国も財政出動を強いられて国債発行が増えたのですから。

しかし、欧州通貨ユーロが当初から抱えていた根本的な問題を忘れてはいけません。

ユーロ圏の国々は、その国内事情にかかわらず為替相場や金利が同一です。

通常は、ある国の景気が良くなれば金利を上げ、バブルを抑制します。逆に景気が悪くなれば金利を下げて金回りを良くします。

しかしユーロ圏では、個別の国々に景気の差があっても同一の金利を定めるしかありません。すなわち、景気を金融政策でコントロール出来ないのです。

先進工業国ドイツと観光立国ギリシャが、同一の金融政策を採らなくてはならないのです。銀行とサラ金の金利が同じというくらいに無理のある話です。

仕方ないので景気の悪い国は国債を発行して景気を刺激しなくてはなりませんが、ギリシャを始めとするユーロ圏の「劣等生」の国々の債権を劣等生同士で持ち合い、さらにその債権が優等生の国々にも少なからず回っている、という点が恐ろしいのです。

ギリシャ1国だけの債務問題なら、早々にデフォルトさせてIMFの管理下に置いて財政再建をすれば良かったのです。

それが、ユーロ圏という一種の救済装置があったために、これを助けようとして皆が泥沼に引きずり込まれている、という状況なのです。

こうなると、経済危機の規模はリーマンショックとは比較にならない、ということが分かるでしょう。

リーマンショックの時は、アメリカ国内の問題はアメリカ自身が解決し、あとアイスランドを始めとするいくつかの小国が破綻しかけましたが、麻生太郎・中川昭一のIMF1000億ドル拠出で救済されました。

今回は、まさに「桁違い」のショックになるでしょう。

この状況に対応できるのは日本だけでしょう。

日本の外貨準備高1兆ドルをIMFに突っ込みましょう。

それでも足りないなら、その時こそ円を大量に刷る時です。これで米国債を買ってIMFに突っ込みます。

超円高になっているでしょうから、メリット大です。

きっと文句を言う国なんてありません。

日銀は、これに備えて円高を容認しているのでは? と思いたいです。

うまく行けば、日本は救世主の称号と莫大な金利収入を得ます。

支えきれなかったら・・・戦争でしょうね・・・

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コメント


国内よりも海外に出た時に国際競争の影響を感じますが、

お金の価値も流動的で普遍なものではないですね。


お金しか信じられない。

お金は裏切らない。


なんて言う人も居ましたが、

今、お金も信じられない。

という世の中なんですかね。


まぁ、いきなり100が0になる話ではないですが、


賢くならないと損をする世の中になっているんですね。

投稿: ティガ | 2011年9月22日 (木) 17時10分

コメントありがとうございます。

とりあえず「日本円」は、比較的安全性が高いですね。
ショックが起こった時にリスク資産を買いに行けるようだと良いです。

投稿: プー | 2011年9月22日 (木) 19時46分

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