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2011年9月15日 (木)

結核、さらなる大流行の悪寒

結核が過去の病気ではないことは最近よく言われていることですが、欧州や中央アジアで大流行の兆しとのこと。治療にかかるコストを考えると、防ぐことは不可能ではないかと思えてきます。

[ロンドン 14日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は14日、従来の薬が効かない多剤耐性結核や超多剤耐性結核の感染が欧州・中央アジア地域で急速に拡大しており、保健当局が阻止できなければ多くの死者が出ると警告した。

 世界中で結核による死者は年間約170万人に上っている。ヒト型結核菌に感染すると肺の細胞組織が破壊され、菌は咳によって空気感染する。多剤耐性結核や超多剤耐性結核の感染は急速に拡大しており、世界で毎年約44万人が新たに感染。中央アジアと欧州の53カ国では毎年8万人以上が多剤耐性結核に感染し、特に東欧と中央アジアは感染率が高いという。

結核は現在の日本では、何とかコントロールのついている病気です。

世界一手厚い医療制度のお陰で発症者に強力な治療を行い、余程体力の落ちた患者さん以外は治癒可能です。

むしろ発見するのに難儀する病気なので、咳・痰の続く患者さんが居たら一応これを疑う、という姿勢で医療を行う必要があります。

しかし同様のことを外国で出来るかというと不可能でしょう。

結核をしっかり治療するには、4剤療法を半年続けなければなりません。

薬剤・治療期間のいずれにしても中途半端な治療は耐性化の原因となります。

結核菌が生き残れば他の人へと感染が拡大します。

発症者に徹底的に治療が行えない国や地域は厳しいことになります。

貧しい人の多い中央アジアは勿論、欧州もギリシャショックを契機にこれから更に経済が悪化するでしょう。移民の多さも問題になるでしょう。

結核が再び世界で猛威を振るう日も近いのかも知れません。

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コメント

近年、医療費が財政を圧迫しているとはいえ、保険治療をほとんどの疾患で出来るという事は恵まれていますね。


ただ、世界一働かなくてはいけない日本社会のストレスが原因で多くの病気が発症するなら、

働き方を国も考えなければいけないかもしれないですね。


その忙しい医療現場の最前線で、働かれている先生方やメディカルスタッフさんに敬意の気持ちを忘れてはいけないと思います。


投稿: ティガ | 2011年9月15日 (木) 18時07分

コメントありがとうございます。

この国は宿命として、たくさん働かなくては成り立ちません。
その上で、働く人を尊重したいと思います。

お互いにですね。

投稿: プー | 2011年9月15日 (木) 21時18分

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