タブーに挑戦、嫌いじゃないが
気持ちはよく分かるが、現実を前にしては不適切、というのはよくある話です。この世を覆う巨大な力に対して、社会的・心理的にどう折り合いを付けていくかということが大人として試されるのだと思います。
韓流ブームへの警鐘など一連のツイートが波紋を呼んでいる俳優・高岡蒼甫が28日、所属事務所を退社すると自身のツイッターで明かした。
高岡は「一つの呟きからの大きな波紋により、事務所の関係各位にはご迷惑をお掛けしました。当然の結果だと思っております。そして感謝の気持ちでいっぱいです」とした上で、「応援していただいた皆様、ご尽力頂いた皆様ありがとうございました」と周囲への感謝を綴っている。
その直後には「自分が賢く見られる事を望んではない。 国民が賢く判断していってくれる事を望みます。また一つ新しい光が見えました」としており、今後の動向が注目される。
高岡蒼甫氏は、かつて映画「パッチギ!」放映の際には、「日本人は卑劣だ」と話したことがあります。それから6年ほど経って今月23日、自身のツイッターで、フジテレビの韓流プロモーションを過激に批判しました。
この6年間にどんな心境の変化があったのかは分かりませんが、以前に受けた反日教育の洗脳が解けたのは間違いなさそうです。
基本的には、彼の発言は真実と思います。フジテレビは、日本の良いところを放送してくれる愛国的なメディアだったし、今でもその部分は残っていると思いますが、最近は大手テレビ局の中で最も韓流プロモーションに力を入れています。
自分はそんな今のフジテレビが好きではありませんが、そのフジテレビだって現在に至るまでには諸般の事情があったはずです。
何より、天気予報や占いにバラエティーなど、韓流とは無関係に我々の生活にとって不可欠な「テレビ」を構成する重大な存在です。嫌いだからと言って今すぐ無くなっては困るものです。
彼はツイッターで、「妻(宮崎あおい)は『火の粉が飛ぶのは勘弁』と言った」と明かしていますが、現実的にはどうしてもそうならざるを得ません。特にテレビ業界で生計を立てている者としては死活問題なのですから。
彼には、それでも言わずにはいられなかったほどに不満が溜まっていたのかも知れません。
元俳優・高岡蒼甫のことは忘れないでおきたいと思います。
それにしても、「脱」~~というのは、実に難しいことだと思います。
誰かがテレビで言っていたことですが、「凧が不自由だからと言って凧糸を切ってしまうような話」というくらいに自分の大きな不利益として跳ね返ってしまうことだからです。
人間誰しも大人になればその辺を理解して自分の心と折り合いを付けるものですが。
理解出来ないのが一俳優ならまだしも、一国の首相なのだからこの国は悲惨です。
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コメント
聞いた話ですが、リーマンショック以降、民放はお金がなく。
一時は、若手お笑い芸人を使い、最近はギャラの安い韓流アイドルを使っていると聞きました。
更に、テレビの影響力が弱くなっていく(紅白の視聴率低下、インターネットの普及)ため、絞れる所は絞る、使う所は使う。
という流れで韓流を使っていたんではないかと思っていました。
しかし、高岡さんは、思い切って問題提起されたにしては、雑な文章だったようで、そちらが残念です。
投稿: ティガ | 2011年7月28日 (木) 23時04分
コメントありがとうございます。
テレビ業界が苦しいのは間違いないでしょう。
自分は、「ギャラが安い」以上のお金の動きがあると邪推しています。
嘗て硫黄島の決戦において司令官の栗林中将は、「特攻は厳禁。相手に利するだけだ。」と訓示したそうです。
蛮勇は真の勇気では無いと思います。
投稿: プー | 2011年7月29日 (金) 10時27分