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2011年6月17日 (金)

ザルに水を汲むようなギリシャ問題

去年から発覚したギリシャの財政問題は、根本的な解決は何ら行われていません。そんな状況で融資だけ続いても、破綻が先延ばしになるだけの話で、不良債権は更に増大します。もはやデフォルトしかないと思います。

【マドリード=木村正人】財政再建が難航しているギリシャ問題で、欧州連合(EU)のレーン欧州委員(経済・通貨担当)は16日、金融危機の再来を防ぐため、EUが国際通貨基金(IMF)とともに5回目となる融資を7月初めに行う見通しを明らかにした。同国のパパンドレウ首相は15日、緊縮策の実行に向けて、自らの辞任を条件に最大野党との大連立を働きかけたが失敗。市場でギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が広がっていた。

ギリシャでは、労働者のうち公務員が25%を占めていて、しかもかなりの高給ということです。財政再建のためにこれを削ろうとしたら暴動が起きて政局が混乱、何の対策も打てなくなっています。

そして、この問題は、ギリシャの国債を保有するEU各国に飛び火する勢いです。記事ではアイルランド、ポルトガルとありますが、他にもイタリアやスペインも含めて、お互いに国債を持ち合っているので、一国が破綻すれば次々に飛び火することになります。

ギリシャが民主主義国家で強引な財政再建に取り組めない限り、この流れは避けられないでしょう。

そして、そのような財務構造的な問題は、日本としても対岸の火事ではありません。

為替相場のユーロ/ドルは、乱高下しています。

ギリシャ問題は去年5月に注目を浴びてから今まで、何も解決していない問題です。

それなのに、ちょっと前までは明るいニュースでユーロが上がり、暗いニュースでドルが下がり、とにかく何でもユーロ上げの材料にされてEUR/USDは1.5の手前にまで上昇していました。

しかしゴールデンウィークが明けて、流れが変わってきました。最初はユーロの利上げが予想より遅れそうだ、というニュースがきっかけのようでしたが、今週あたりから、いよいよギリシャが駄目そうだ、という話がクローズアップされ、下落が加速しています。

自分に言わせれば、欧州の財政問題こそが本質で、EUR/USDが1.5まで上がることが異常事態なのです。

投機筋が、情報を出すタイミングを自分達に都合の良いように調節して利益を上げているのではないか、と勘繰りたくなります。

そんな中で個人投資家が利益を出すには、経済の本質を捉えた上で、長期・低レバのトレードを心掛けることが必要なのだと思います。

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コメント

FXは、素人を参入させるために10万円プレゼントとかしてますしね。
サラリーマンが片手間に出来るものじゃないと思いますので、興味はありましたが、断念しました。

世界情勢にも疎いもので。

投稿: ティガ | 2011年6月20日 (月) 14時03分

コメントありがとうございます。

自分には、その手のプレゼントが納得いきません。
焼き畑農業のような手法は何時までも通用しないと思います。

それはそれとして、少額で取り組む分にはFXは知的なゲームとして面白いです。
額が増えると地獄ですがね・・・

投稿: プー | 2011年6月20日 (月) 15時36分

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