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2011年5月21日 (土)

プロの仕事に素人が手を出すとこうなった

結果論かもしれませんが、この海水注入の中断が破滅的結果を招いたかも知れません。内閣一の原子力通とやらが下手に口出ししなければこんなことにはならなかったのでは? と、強い疑念を抱きます。

複数の政府関係者によると、東電から淡水から海水への注入に切り替える方針について事前報告を受けた菅首相は、内閣府の原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長に「海水を注入した場合、再臨界の危険はないか」と質問した。班目氏が「あり得る」と返答したため、首相は同12日午後6時に原子力安全委と経済産業省原子力安全・保安院に対し、海水注入による再臨界の可能性について詳しく検討するよう指示。併せて福島第一原発から半径20キロ・メートルの住民に避難指示を出した。

 首相が海水注入について懸念を表明したことを踏まえ、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分にいったん注入を中止。その後、原子力安全委から同40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があったため、首相は同55分に海江田経済産業相に対し海水注入を指示。海江田氏の指示を受けた東電は午後8時20分に注入を再開した。その結果、海水注入は約55分間、中断されたという。

震災から二ヶ月以上経って、ようやく当時の原発の内情が公開されるようになりました。

これを保身とか隠蔽体質と言い切るのは簡単ですが、こればっかりは、

大パニックを防ぐために必要だった。

と言っておきたいと思います。

あの当時の日本国民の強い不安心理の中で全ての情報が公開されていたら、みんなが仕事を放り出して逃げ出し、日本国は崩壊していたでしょう。

さて、その一方で、後から何が正しくて何が間違っていたのかの検証は大切です。

やっぱり、素人がプロの仕事に手を出してはいけないと思います。

「海水を注入した場合、再臨界の危険はないか」と質問した。班目氏が「あり得る」

そりゃ、あの状況でプロでも100%完璧な仕事は無理でしょう。

でもあの当時、淡水は尽きて、海水しか無かったのだから。

作業を止めて検討なんかしている余裕なんか無いのです。

素人は、プロの仕事の臨場感や緊迫感を知りません。

正しいかどうかの確証は無いけど、とにかくこれをやらないと。

というシーンのどんなに多いことか。立ち止まっている時間なんか無いのです。

素人がプロに対して出して良いのは提案までです。

何故なら、素人には仕事の全体像やバランスが見えないからです。

それ以上に手を出したら、プロの仕事は崩壊します。

多大な犠牲を払いましたが、今後のための教訓になったでしょうか。

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コメント

プロの仕事に素人が手を出していいのは、提案までだ。

胸に刻んで起きます。


ある程度の情報制限をしないと日本が崩壊したかもしれないと言う事は、

大変分かりやすく理解出来ましたが、

こんな時だからこそ、政府の有能さをアピールして欲しかったです。

今回の地震の件は、ガッカリな対応が多すぎる気がします。

投稿: インスリン系MR | 2011年5月22日 (日) 23時31分

コメントありがとうございます。

現政権が有能だとは、口が裂けても言えません。
それはとても不幸なことなのですが。

それでも、緊急時においては「従うしか無い」というものです。

今の段階ではさっさと退陣して欲しいのですがね。

投稿: プー | 2011年5月22日 (日) 23時49分

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