« ガソリン値下げ隊の再結成を | トップページ | 2011年9月東京ディズニーランドの混雑予想 »

2011年3月 2日 (水)

結局はINとOUTのバランス

確かに画期的な発見ではあるけれど。これで糖尿病が治る、という話ではありません。どんなに新しい薬が出ても、結局は食事と運動、不足分を薬で、という基本に変わりはありません。

肥満になると、血管内皮細胞のインスリン作用が低下し、筋肉の毛細血管が十分に拡張しなくなるため、インスリンが届きにくく、筋肉での糖の取り込みに障害が生じることを、東大大学院の門脇孝教授らの研究グループが解明した。最大の「糖の消費臓器」である筋肉のインスリン抵抗性を克服することは、2型糖尿病の治療にとって重要なカギ。研究では、このインスリン作用を正常化し、血管の拡張を促すことで、糖の取り込みが改善されることも明らかにしており、門脇教授は「世界が驚くような画期的な発見。全く新しい標的の治療薬の開発につながる」としている。

 (中略)

 また、この治療法として、慢性閉塞性動脈硬化症などの治療に用いられる「プロスタグランジンI2アナログ(ベラプロストナトリウム)」に注目。この薬剤は、eNOSを増やして血管を拡張する作用があり、IRS2欠損マウスに投与したところ、糖の取り込みが改善された。

 一方、高脂肪食を与えて肥満させたマウスは、慢性的な高インスリン血症により、血管内皮細胞のIRS2が半分程度に減少することを確認。欠損マウスと同じように、eNOSの活性化と毛細血管の拡張、インスリンの移行量がそれぞれ低下し、筋肉の糖取り込みに障害が生じることや、ベラプロストナトリウムの投与で改善されることを明らかにした。

既存の薬であるベラプロストナトリウムが糖尿病の病態の改善の助けになる、というのは大きな発見です。糖尿病治療の選択肢が増えることになりますから。

しかし、筋肉の血糖取り込みの「容量」にも限界があります。

薬で少々改善したところで、本質的な解決にはなりません。

今回の発見を例えてみれば、

満員電車の屋根に乗る

というものです。

インドネシアなどで見かける光景ですが。映像は↓

Photo_2

http://www.youtube.com/watch?v=1oqGAJzJc90

筋肉を電車、糖を人と例えました。

同じ量の筋肉により多くの糖を積むことが出来る、という意味で新しい治療です。

しかし本来は電車を増発する(=筋肉を増やす)か、人を減らす(=糖の摂取量を減らす)べきところです。

やはり糖尿病治療の基本は食事と運動。

過不足なく栄養を取り、運動によって当分を消費する。

自分で作れるインスリンが不足する場合にはインスリンその他の薬で補う。

これが基本です。

薬があるからいくら食べても良い、という考え方も無いではないですが、そうすると肥満となり、薬の効果が落ちたりコレステロールの上昇で心筋梗塞のリスクが増えます。

世の中そうそう美味しい話はない、ということです。

Banner_13_3 よろしかったら応援クリックお願いします。

|

« ガソリン値下げ隊の再結成を | トップページ | 2011年9月東京ディズニーランドの混雑予想 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/420968/39077379

この記事へのトラックバック一覧です: 結局はINとOUTのバランス:

« ガソリン値下げ隊の再結成を | トップページ | 2011年9月東京ディズニーランドの混雑予想 »