« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

2010年10月30日 (土)

明日は晴れだ! 制限注意。

まずは今夜の台風に警戒を。しかし天気予報では明日は晴れ。ディズニーリゾートではハロウィーンイベントの千秋楽です。悪天候に祟られることの多い最終日も、今回は開催出来そうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101030-00000130-yom-soci

台風14号は30日午前、和歌山県沖の海上を北東に進んだ。30日夜には関東に最も接近、上陸する恐れもあり、気象庁では大雨や暴風に警戒を呼びかけている。

http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/12/4510/12227.html

しかし明日の天気はこの通り、晴れ予報です。しかも風も次第に凪いでくる見通し。最終日のコンディションは良さそうです。

Rimg0448_2

こっちもあるし、

Rimg0147

特にこちら、ミステリアス・マスカレードは今年で最後です。行かれる方々、

オーラスでは、感動してきてください。

自分は行けないので、精々2chの書き込みを見て浸りたいと思います。

ただし、皆考えることは同じでしょうから、制限レベルの大混雑になるでしょう。

その辺の準備は必要と思います。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月29日 (金)

殺人未遂に相当する

医療事故の中にはミスとは言い難い事例も沢山ありますが、これは悪質です。「傷害」ではなく「殺人未遂」で立件すれば良かったのに、と思います。むしろ、よく死ななかったな、と不思議です。

京都大病院(京都市左京区)で昨年11月、入院中の女性(94)に治療上必要のないインスリンが投与された事件で、傷害罪などに問われた元看護師・木原美穂被告(24)(辞職)に対し、京都地裁は29日、懲役1年6月(求刑・懲役3年)の実刑判決を言い渡した。

 (中略)

 判決によると、木原被告は患者の看護などにストレスを募らせ、容体を悪化させることで発散しようと考えて昨年11月14~16日、入院していた女性にインスリン0・6~5ミリ・リットルを計3回投与。低血糖発作を起こさせるなどし、一時、重体に陥らせた。

インスリンは1mlに100単位含まれています。

インスリンの効果ですが、個人差は大きいですが、糖尿病の軽めの人で1日6単位程度、重症な人では50単位くらい要します。

記事によると、インスリン0.6mlや5mlだそうです。0.6mlは60単位です。5mlでは500単位です。

60単位ならともかく、500単位の注射では、確実に死にます。

でも、「一時」重体だそうです。

ということは、その後に糖分補給して回復させた、ということです。

そうなると、愉快犯、という側面も見えてきます。

以下みたいなやり取りが想像出来ます。自分は医師なので、あくまでその立場での想像です。

********************************************************

(11月14日夜)

木原:先生、XXさんおかしいんですけど。

当直医師:あれ本当だ。意識300(つねっても反応無いレベル)だ。

木原:XXさん汗かいてますね。もしかして低血糖じゃないですか?

(血糖測定、結果「Lo」(測定不可能なくらい低い))

当直医師:急いでブドウ糖静注だ。それにしても木原さん、若いのに賢いね。

木原:エッヘン。

(11月16日夜)

木原:(YYさんから怒鳴られた。むしゃくしゃする。思い切ってバイアル(薬瓶)の半分打っちゃお)

木原:先生、XXさんまたおかしいです。

当直医師:3日続けて何が起こってるんだ? とにかくブドウ糖だ。

(しかし全く回復せず)

当直医師:どうしたんだ、いくらブドウ糖を打っても回復しないぞ。

(XXさんの血糖はその後回復したが植物状態に)

木原:(うそ・・・こんなことになるなんて)

(後日)

主治医:色々検査したけど、XXさんの低血糖の原因がさっぱり分からない。

看護師長:先生ちょっと。あの夜は木原さんが3日続けて深夜(勤務)だったんですよ。あと、病棟のヒューマリンR(インスリンの商品名)が妙に減っているんですよ。

主治医:なにぃー!

病院長:これはもう犯罪だ。患者さんが回復していたら内々に処理するくらいでも良かったんだが、XXさんの遺族が病院を訴えてきたら大変だ。刑事事件にするしかない。

********************************************************

患者さんの結末が違えば、話も違ってくるのですが。

看護師木原には、インスリンの危険性が分かっていなかったのかも知れませんね。

だからといって罪が軽くなるわけではありませんが。

インスリンはこのように、使い方を間違えば命に関わります。

特に低血糖が怖いです。

飲み薬でも起こるので、糖尿病治療を受けている方は皆、注意してください。

糖尿病の治療をして、その治療のために死んでしまっては何にもなりません。

自分は、糖尿病患者さんの治療に当たっては、まず第一に低血糖対策を考えながらやっています。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月28日 (木)

「屁理屈」について考えてみた

屁理屈が屁理屈と忌み嫌われる理由は、その理屈が利己的で姑息的(その場しのぎ)な立場において正しく、論破不可能だからである。

子供の宿題や好き嫌い、電車内での携帯通話、ホームレスの言い分、新入社員の権利主張、官房長官の発言、など多くの事柄が当てはまります。

それを論破出来ず、「屁理屈をこねやがって」と吐き捨てるのは、議論においては負け宣言と同じ事です。

なぜ論破出来ないのか。

良い大人は必ず「公共性」や「未来」を考えます。

しかしそれを理解しない者にとっては意味不明です。

「今の」「自分が」良ければそれで良いのです。

そんな人達に「他人の迷惑」や「将来のため」を説いても、

「そんなの関係ねえ」で終わりです。

下手に注意すれば、理不尽な暴力を受けるかも知れません。

自分の子供には、そんな大人になって欲しくないので、必要なら拳骨も使いますが。

他人に対してまでそうはいかないので、難しいところです。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月26日 (火)

単なる時間稼ぎ

後期高齢者制度は、確か民主党が野党時代に骨抜きにした法案だったような。普天間や八ッ場ダム問題と同様、ブーメラン現象に遭っています。しかし、この問題に関しては五月蠅く言わないつもりです。なぜなら、何党が担当しても解決不可能だからです。

厚生労働省は25日、後期高齢者医療制度に代わり、13年度の導入を目指す高齢者医療制度改革案の概要を公表した。現在、70~74歳が窓口で払う医療費の自己負担割合は暫定的に1割に抑えられているが、現行制度の原則を踏襲し13年度以降、5年かけて順次2割に引き上げる。大企業などの健康保険組合(健保組合)の支援額を25年度に10年度比1兆4500億円増の7兆2000億円とするほか、税金投入割合(現行47%)を50%に高めて高齢者の保険料の伸び率を現役並みに抑えるものの、勤め人の負担は今よりアップする。

この国の高齢者医療は一杯一杯です。医師などの医療資源に対して高齢者の人数が多すぎます。今のように高齢者でも頑張って救う体制を保っていたら、必ず崩壊します。

しかし、この国では高齢者の自己負担率を少し上げるだけで「高齢者切り捨て」と非難囂々です。そんな中では、抜本的な改革は不可能です。崩壊は必至です。

一方で厚労省にとって幸か不幸か、日本国民にとっては不幸でしかないのですが、数年後には日本国債が発行出来なくなります。そうなると、「税金投入割合」は激減します。

その瞬間に今の医療制度は崩壊します。そうすると、厚労省は、

「経済が破綻したんだから医療崩壊は我々のせいじゃないよ」

と言うことが出来るわけです。

要はそれまでの時間稼ぎです。

誰が特別に悪いわけではない、誰にも責任のある、この国の宿命的な不幸、過去の清算を行う時期が迫っています。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月24日 (日)

故・中川昭一氏の墓前に捧ぐ

そもそも前の総選挙が北教組による違反選挙だったのです。自民党が議席を正しく取り返しただけのことですが、今回正義を示した北海道の皆さんに感謝です。

菅改造内閣発足後初の国政選挙となった衆院北海道5区補欠選挙は24日投開票され、自民党前職の町村信孝氏(66)が民主党新人で元国土交通省職員の中前茂之(38)=社民、国民新推薦=らを破り、当選を確実にした。検察審査会の議決で強制起訴される小沢一郎民主党元代表の「政治とカネ」の問題などが、民主党への逆風となった。

(中略)

同補選は、北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件で民主党の小林千代美前議員が辞職したことに伴う。

(中略)

中前氏は、民主党政権による「政治主導の改革」の続行を主張。子ども手当の実現など与党の実績をアピールしたが、北教組事件で労組の動きが鈍かったことに加え、小沢氏への起訴議決などが響いた。

これで総選挙での小林千代美の勝利は北教組の違法選挙によるものだったということが明らかになりました。

この小林千代美の当選が無ければ、中川昭一氏が比例で当選しており、亡くなることもありませんでした。

違反により狂わされた一大政治家の命と日本の国策。

民主党は猛省すべきです。

Banner_13_2 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月22日 (金)

こっちでもバブル真っ盛り

帝王切開が多いということ自体は世界的傾向ですが、上海では半分以上と。複数の要因の絡んだ、バブル状態と言えるのでしょう。こんな状況が続くわけはないとは思いますが。

【上海=河崎真澄】中国の上海市では、産婦人科での出産の約54%が帝王切開であることが、保健所の調べで分かった。上海紙、新聞晨報によると、世界保健機関(WHO)が推奨する帝王切開での出産率15%を大きく上回っており、中国全体でも飛び抜けて高い比率だという。

 上海市で極端に帝王切開が多い背景には、出産費用が自然分娩(ぶんべん)に比べて約2倍かかるため、収入増を当て込んだ病院側の「ビジネス姿勢」があるとみられている。中国婦人子供保健協会では、「上海の一部の病院は巧みに妊婦を帝王切開に誘導して、妊婦に決断させている」と指摘する。

 上海市内の産婦人科で出産経験のある女性は「分娩直前になって産婦人科医から『あなたは骨盤が小さいので自然分娩は困難だ。自然分娩だと激しい痛みから逃れられない』と脅された」と、今では不本意な様子。

 多くの産婦人科は慢性的な人不足で、出産日時や産気づいてから赤ちゃんが出てくるまでの時間の読めない自然分娩は、商売上、効率が悪いと考えているフシがあるという。

帝王切開および帝王切開率の解説はこちらを。

http://www.mcfh.net/cesarean.htm

帝王切開を選択する基準としては、高齢などによる母体の体力不足、胎児が産道を通れない、出産を急がないと生命の危険な場合、などありますが、最近は訴訟の問題もあり、帝王切開が増えています。

日本の帝王切開率は約10%とかなり低い方です。統計が古いですが。最も低いスウェーデンの8.5%を医学上どうしても必要な人の割合と考えれば、「不要な」帝王切開は殆どしていない、と言えるでしょう。ソースがありませんが最近は20%前後という話も。

上海で帝王切開率が高い理由として記事には病院経営が挙げられていますが、補足します。

やはり人間のモラルが日本と中国では違います。最近の話では、「デモ」に破壊活動が含まれるのが中国です。尖閣問題やレアアースで分かるように、自分が有利と思えばとことん毟るのが中国です。

産科が売り手市場なら、「手術を受けないなら他所へ行けば」と言われて困る妊婦につけ込んでいると言えます。

一方の妊婦も、上海には金持ちが多いです。金で安全を買えると思えば、開き直って「じゃあ家で産むから」とは言わないでしょう。そんなバランスで最近のビジネスモデルが成り立っているのでしょう。

もう一つ、中国の一人っ子政策もあるでしょう。帝王切開を行うと次の子を産むときに帝王切開を要する可能性が高くなりますが、中国では次の子を気にする必要が無いわけです。

そんなわけで微妙なバランスの上に成り立っている中国の産科ビジネスですが、中国経済と同様、前述の要素のどこかが崩れればたちまち崩壊する危うさを抱えているように思います。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月21日 (木)

菅も仙谷も橋下を見習え

無礼な仕打ちを受けたら抗議する。国際社会では当然のことです。橋下知事はそれが出来たので、今度は相手から丁重な扱いを受けています。それが出来ないと足元を見られて舐められるのです。菅も仙谷も反省したでしょうか?

大阪府の橋下徹知事が上海万博の閉幕イベントへの招待を万博事務局からキャンセルされた問題で、橋下知事は21日、中国側から改めて招待を受けたことを報道陣に明らかにした上で、「断る理由はない。日中がこういう(緊迫した)状況だからこそ上海に行き、政府間で話をする礎を築きたい」と述べた。

 29日~11月1日の日程で、31日に開かれる上海万博サミットフォーラムで講演するという。

 橋下知事によると、中国総領事から「万博事務局の手違いでお騒がせした。招待の意思は全く変わらないので、中日友好のためにぜひお越し下さい」と連絡があったという。知事は「信頼が崩れるのは簡単だ。万博に出席し、意見交換する中で築いていければいい」と話した。

それにしても中国。あくまで自分に非は無いと主張しています。こういう思想の相手に対して、最初から頭を下げるような外交ではつけ込まれるだけです。

今回の橋下知事の対応は、日本の外交のあるべき姿を示したと言えます。

あとは、夜の街に気を付けなくてはなりませんが。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月20日 (水)

通貨安政策の弊害

昨今の不景気で、どこの国も自国通貨を下げるのに必死です。特に韓国は、菅首相にまで指摘されるほど自国通貨安政策を採っています。それは、韓国が極端な輸出立国だからです。

[ソウル 19日 ロイター] 韓国では天候の影響で夏の終わりから白菜価格が上昇し、前年の5倍に達した。先月には白菜1個の小売価格が約1万ウォン(約730円)を記録した。

 国民食のキムチが「金チ」と呼ばれるまでとなり、ついに韓国政府が対策に乗り出した。白菜の関税を一時的に廃止したほか、輸入を拡大するなどの措置を講じた。

 同国の農林水産食品省は19日、白菜の価格は現在前年比210%増まで抑えられているとして、政府が講じた対策は一定の効果があったとの見方を示している。

そんなわけで、輸出に有利な通貨安政策を採れば、輸入は不利になります。

韓国にとって輸出は国家財政の大黒柱だから、最優先に保護されています。

それによって割を食っているのが一般庶民です。日本より物価の安い韓国で白菜1個730円って、半端無いですね。日本から輸出出来るくらいではないでしょうか。

いや多分、価格では中国産に負けるので、韓国でも上流階級だけが日本産にありつけることになって・・・

そして反日デモですかね・・・?

上流階級は親日派として酷い目に遭うかも?

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月19日 (火)

インテリヤクザと思っていたけど

弁の立つ人間、少年の頃はカッコイイと思っていたものですが社会人になって理解しました。口だけ達者で中身のない人間はむしろ有害でしかないことを。仙谷に至っては与党内からも批判されるほどの害毒です。

民主党の平田健二参院幹事長は19日の記者会見で、仙谷由人官房長官の国会答弁をめぐり「不適切」との批判が出ていることに関し「国会運営で(与党が)野党から責められるのは迷惑千万だ。大臣の答弁と行動で、野党に謝罪しなければならないのはもってのほかだ」と述べ、苦言を呈した。
 平田氏は「政府だから慎重に的確に質問に対して答えることは当然だ」と強調した。 

仙谷の酷い国会答弁の一端ですが、

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010101700082&rel=y&g=pol

15日まで4日間にわたり開かれた衆参両院の予算委員会は、さながら仙谷氏の「独り舞台」のようだった。漁船衝突事件への政府の対応を批判した自民党の石原伸晃幹事長には、「弱腰と思っていない。『柳腰』というしたたかで強い腰の入れ方もある」と切り返し、新聞報道を引用して事実関係をただした同党の山本一太参院政審会長に対しては、「最も拙劣な質問方法」と声を荒らげて非難した。
 質問されていないのに答弁することも多く、政府参考人として出席した経済産業省の古賀茂明氏が公務員制度改革への政府の取り組みを批判すると、仙谷氏は「こういうやり方は彼の将来を傷つける」と発言。野党が「どう喝だ」と反発し、審議は中断した。

「柳腰」に「強い」なんて意味はありませんよ!

「俺に逆らったら左遷だ」ってヤクザそのもの!

今まで口だけで凌いできたのだな・・・と思うと悲しくなりますが、最大の悲劇は、こんな人間が日本国の中枢を占めていることですね。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月18日 (月)

ガス抜きがガス爆発に

中国の反日デモが政府主導というのは公然の秘密ですが、最近は政府のコントロールが効きづらくなっているようで、危険な徴候と思います。よほど人民の不満が溜まっているのでしょう。

【北京・成沢健一】中国四川省綿陽市で17日午後、沖縄県・尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件に抗議する大規模な反日デモが起き、参加者の一部が暴徒化して日本料理店などを襲撃した。前日に3都市で起きた反日デモは「官製デモ」との指摘も出ているが、参加者の暴徒化や他都市への飛び火は当局も想定していなかったとみられ、事態の沈静化を急いでいる模様だ。

(中略)

中国外務省の馬朝旭報道局長は17日未明、「合法的、理性的に愛国の熱情を表現すべきで、理性を欠いた違法な行為には賛成しない」として、冷静な対応を呼びかける談話を発表した。

この辺を読むと、政府の方も手を焼いている印象があります。中国のような人権のない国では、政府の気に入らない人間は手軽に逮捕して良かったはずです。それが、「賛成しない」などという表現で気を使っているということは、逮捕なんかしたら人民の怒りが中国共産党に向かう、ということを表しています。

うまく収拾に向かうかが心配です。

なお、かつて日本が中国を「侵略」した大きな理由として、中国在留の日本人が迫害を受けたから、という点は、その善悪は別として覚えておいてください。

もしあのとき日本が「侵略」をしていなかったらどうなっていたか、現代においてそれが再現されるかもしれません。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年10月16日 (土)

良くも悪くも月1%が目安

為替相場は急激に動けば経済に大きな悪影響が生じます。現在の我々の問題はドル円の急激な円高なわけですが。米中関係の記事でもこれを読むと、どのくらいの変動が適正なのかが見えてきます。

【ワシントン時事】米財務省は15日に予定していた貿易相手国の為替政策に関する半年次報告書の発表を延期した。介入で人民元相場の上昇を抑制する中国を為替操作国に認定するかどうかが焦点だったが、同省は声明で中国の対応を一応評価するとともに、相場の一段の上昇に期待を表明。輸出拡大のため自国通貨を切り下げる「通貨安競争」をめぐり、11月に韓国ソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合などでの協議進展を待って報告を発表する方針を明らかにした。
 中国は米国が人民元切り上げ圧力を高める中、6月に為替制度の弾力化を約束した。米財務省はこの日の声明で「9月2日以降、上昇ペースは月間1%を上回る水準に加速した」などと評価。これがしばらく続けば「(人民元について)国際通貨基金(IMF)が大幅な過小評価と結論付けた状態が是正される」とし、中国に努力継続を求めた。 

実際の人民元相場を見てみましょう。

Usdcny

数年のスパンで見れば、順調に切り上げが進んでいたと言えます。

しかし、リーマンショックを境に、変動が止まっています。これは、リーマンショックの影響の少ない中国は本来元高が進むはずのところを、それでは自国製品が売れなくて困ると執拗に元売り介入を行った結果です。そのおかげで中国はリーマンショックから早くに立ち直って好景気を謳歌しているのです。

それがあまりにも酷くて、自国の物が売れなくて困ったアメリカから元高にせよと言われているのです。かなり前から要求されていたことなのですが、最近アメリカに強硬論が目立ち始めたために中国もようやく元高に舵を切ったところです。

さて、翻ってドル円相場です。

Usdjpy

リーマンショック以後、波はあるにしても全体的には円高です。数年前の上げ相場のピークだった2007年6月から毎月1%ずつ減らしていくと確かに今くらいの相場にはなるのですが(計算上は約83円)、5月頭の直近のピーク95円からは月に3%のペースで下落しています。

この速さは異常です。

短期的には最安値79.75円を割り込むかも知れないが、遠からず95円から月1%のペースである90円程度には戻ると予想します。もっと長期はまた下がるでしょうけど。

というか、そうであってほしい。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月15日 (金)

政治の文化大革命は成りましたか?

事業仕分けで大きなお金など出てこないことなど最初から分かっていました。1年生議員のくせに「仕分け人」として威張り散らした蓮舫も、その蓮舫をダブルスコアで当選させた東京都民も、大いに反省すべきです。

政府の行政刷新会議が特別会計(特会)を対象に27日から行う事業仕分け第3弾に関し、大きな財源捻出(ねんしゅつ)は期待できないと強調する発言が政府内で広がっている。

 仕分けによって期待される「埋蔵金」発掘には限界があるとアピールすることで、消費税率引き上げを含む財政再建論議を加速する狙いがあるようだ。

 「考え方に若干違いがある。ちゃんとお会いして、期待感はなくしていただきたい」

 14日、蓮舫行政刷新相は記者会見で、玄葉国家戦略相(民主党政調会長)の姿勢にクギを刺した。玄葉氏が13日の記者会見で、2011年度予算案の特別枠拡大のために、「仕分けで生まれてくる財源の上積みを想定している」と述べたことを問題視したものだ。

事業仕分け第一弾の時の仙谷の言葉は忘れません。

「政治の文化大革命だ」

その時初めてこの男の胡散臭さに気付いたものですが。

果たして今、此奴がこの国を仕切って弱腰外交を柳腰外交などと嘯いています。

事業仕分けの意義なんて、仙谷が悪で赤であることが分かったということにしか無かったと思います。

事業仕分けではこの国の将来への投資が大きく削られ、そのくせバラマキの子ども手当を配ったりB型肝炎救済という被害者の特定が困難な事業に兆単位のお金を注ぎ込もうとしたり、それでお金が足りないから消費税上げの話まで出てきています。

こんな内閣はさっさと解散させてまともな人間による政府を成立させましょう。

そのためにはまず、支持率低下です。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月14日 (木)

見苦しいことこの上ない

なんでそんなに裁判を受けたくないのか。自身の主張する通りに潔白なら、何も恐れずに法廷に立てば良いのに。こんなことをするから余計に国民から怪しいと見られてしまうのだ。

小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏側は14日までに、国を相手に、東京第5検察審査会の起訴議決について、「検察審査会法に反する」として無効確認などを求める行政訴訟を15日、東京地裁に起こすことを決めた。
 検察審の議決をめぐっては、行政訴訟の対象とはならないとの最高裁判例があるが、小沢氏の弁護団は検察審査会法の改正で起訴議決制度が導入されたことから、判例は効力を失っていると主張するとみられる。 

最高裁判例があるのに「無効確認」など出来ないと思いますが。

もしかして、東京地裁の受理した窓口の担当判事によっては議決無効の仮処分くらいしてくれるのかな?

それでも所詮時間稼ぎでしょう。

必至をかけられて無理矢理に王手をかけている状況に見えます。

そもそも、今回の件で有罪にできるような証拠なんて陸山会事件の初期の段階で民主党事務所が火事になって全焼した際にみんな無くなっているでしょう。

それなのに何を怯えている? と思います。

もしかして、法律に(だけは)詳しい仙谷が何か握っているのかも?

内ゲバでも何でもしていれば良いと思います。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 9日 (土)

この動きに追随するのが正しい外交

中国人初のノーベル賞が「犯罪者」の「平和賞」とは、何という皮肉。中国は早速ノルウェー大使を呼び出したそうですが、そんな恫喝外交が通じるのは日本くらいです。逆に人権侵害国家として世界中を敵に回す行為だとは思わないのでしょうか?

【北京時事】中国の獄中にいる民主活動家、劉暁波氏(54)へのノーベル平和賞授与決定を受け、オバマ米大統領をはじめ、フランスやドイツなどが劉氏の早期釈放を相次いで求めた。民主化・人権問題で対中包囲網を形成しようとする欧米諸国に対し、中国は「内政干渉」と取り合わぬ姿勢を示し、徹底的に対抗する構えだ。

以前から、ノーベル平和賞の選定がかなり恣意的に行われてきたというのは知られたことです。正当な受賞理由のある人も多いですが、ある時はアメリカの太鼓持ち、ある時はアメリカに抗議する者、さらに何の実績もなく期待感だけで受賞する人もいました。

そんな中で、今回の平和賞の選定に何らかの意思が込められているとすれば、中国の現体制に何らかの大きな変化を企図しているのかもしれません。

欧米各国が中国に対して圧力を強めている今、日本はチャンスなのです。

こういう時にフジタ社員の釈放を要求するのです。

卑怯かもしれませんが、それが外交というものです。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 8日 (金)

YOSHIKIはPlummer病かな

YOSHIKIが甲状腺疾患とのことですが、引き合いに出された絢香とは違う病気のようです。自分の頭に浮かんだ病気だとすると、結構珍しいです。YOSHIKIには治療に専念して欲しいと思います。

北米ツアー中のロックバンド、X JAPANのリーダー・YOSHIKIが甲状腺機能亢進(こうしん)症を患っていることが7日、わかった。昨年7月の頚椎椎間板孔切除手術前の診断で判明したが、「心配をかけたくない」との意向によりスタッフにもこれまで公表を控えていた。甲状腺ホルモンの分泌量が過剰になり「一般の人に比べ非常に疲れやすい体質」(主治医)で、このほど滞在先のホテルで気を失って倒れていたところを発見され病気が判明。「一時は甲状腺がんの可能性も示唆された」(同)といい、今のところはその心配はないものの引き続き精査と治療を要する。活動は休止せず、現地時間10日に予定どおりツアー最終公演をニューヨークで行う。

「甲状腺がんの可能性」というところから、腫瘤を形成する病気と思われます。

甲状腺ホルモンを分泌する腫瘍、として、Plummer病というものがあります。たぶん、「プランマー病」と読むのだけれど

恥ずかしながら自分、この病気の患者さんに会ったことはありません。

病気の詳細を知りたい方はどうぞ↓

http://www.geocities.jp/study_nasubi/d/d40.html

http://www.hm3.aitai.ne.jp/~makokato/thyroid/plummer.htm

http://www.nurs.or.jp/~academy/igaku/s3/s32113.htm

記事を読むと、結構前からあったような感じです。

治療はとにかく手術で摘出、ですが、忙しかったのか症状が軽かったのかずっと受けてこなかったようです。

思うにYOSHIKIの破壊パフォーマンスは、この病気からくるイライラが原因かもしれません。

そう言うところもYOSHIKIの魅力の一つだ、と言われるならば、治療によって彼の魅力が減退してしまっては困る、という一面もあったかも知れません。

とは言え、放置すれば心臓等に負担がかかるのは確かで、ずっと放置するわけにもいきません。

年を取るにつれて段々体力も落ちます。ホテルで気絶したこともあるとのこと、最悪、突然死もあり得ます。

しばらく休んでしっかり治療して欲しいです。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2010年10月 7日 (木)

2011年4月東京ディズニーランドの混雑予想

未だに公式HPで開園時間の更新がありません。仕方ないのでランドの方も暫定的に予想を上げてみます。

イベント目的でなければ、雨の日こそチャンスと考えると良いでしょう。

201104tdlfore

Banner_13_3 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 6日 (水)

総額8兆円くらい?

最近の政府の悪い話には必ず仙谷(ずっと間違えてた・・・)が絡んでいます。国が野放図に金を出せば国が破産することぐらい分かるだろうに。いや、分かってやっているに違いないです。改めて、恐ろしい売国奴です。

集団予防接種の注射器使い回しを放置した国の責任が問われ、和解協議が続いているB型肝炎訴訟で、被告の国側が和解金について、患者の状態に応じ1人500万~2000万円の範囲内とする方向で調整を進めていることが分かった。仙谷由人官房長官、細川律夫厚生労働相ら関係閣僚が5日、東京都内で会合を開き協議した。12日に札幌地裁で開かれる和解協議で提示する方針。【佐々木洋】

以前書きましたが http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/b-70e3.html B型肝炎患者は国内に150万人くらいいます。原因の確定が難しいので、全員が補償の対象になるでしょう。

今回の話では、患者一人に最低500万円とのことです。

掛け算しましょう。

500万(円)×150万(人)=7.5兆(円)

計算間違ってないですよね??

肝硬変や癌になった人は倍以上の支給だから、確実にこれより多くなります。

だから無理だと言っているのですが。

仙谷はやる気満々です。

早くクビに出来ないかな・・・

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 5日 (火)

2011年4月東京ディズニーシーの混雑予想

公式HPで開園時間の更新が行われていないので困っています。

暫定的にアップしてみます。

4月は例年空くので期待して良いと思います。

特にゴールデンウィークは、前半が穴場です。

但し、来年はTDS10周年イベントが始まります。これがどれくらい影響するかを考えるのは難しいです。

10年近く前になりますが、TDSグランドオープン直後にランドに行ったらとても空いていて大いに楽しんだ、というのを覚えています。

201104tdsfore

Banner_13_2 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

死に体の小沢を叩いているのは

かつて自分が望んだとおりに小沢が強制起訴となったというのに気分は余り良くありません。判官贔屓の日本人らしい感情かもしれません。しかしそれとは別の悪が力を持ち国益を害し始めていることも見過ごせません。

民主党の小沢一郎元代表は4日午後、東京第5検察審査会の議決が公表された後、東京都内の個人事務所で自らに近い議員と会談した。

 その際、小沢氏は「これは権力闘争だぞ」と述べ、涙を流しながら自らの正当性を訴えたという。

以前から述べていますが( http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-6eaa.html )、この陸山会問題で小沢を有罪には出来ないでしょう。むしろ、「人民解放軍の野戦司令官」小沢を無力化するのに手段を選んではいられない、と考えていました。

最初は検察がこれを主導していると思っていましたが、最近はどうも違うと感じています。

今は、

仙石が法務大臣と組んで小沢を叩いている

と考えます。

検審の結果が代表選と同じ日というのはどう考えても仕組まれているでしょう。

小沢はこの事を指して「権力闘争だ」と言っているのでしょう。

小沢が権力闘争に負けたからといって同情はしませんが、「頭の良い悪」仙石が力を付けていることにこの国の行く末を心配します。

Banner_13_2 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月 4日 (月)

ちょっと無計画な気も・・・

ロストリバーデルタ内に2つもグリーティング施設というのもどうなんでしょうね? こちらの方が施設としてしっかりしているようなので、従来のサルードスの方がやっつけ仕事だったのでしょうけど。

オリエンタルランドは4日、東京ディズニーシー(TDS)の「ロストリバーデルタ」エリアにキャラクターグリーティング施設『ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル』を来年4月23日より導入すると発表した。

ミッキーとミニーは記事の写真の姿なのでしょう。

ロストリバーデルタのグーフィーと言えば、過去に撮った写真がありました。

Rimg0014

こんな感じのコスチュームかな?

来年のTDSは、10周年記念。夜のショーのファンタズミック!、アトラクションもジャスミンのフライングカーペットと記事のアトラクションが新設となり、楽しみが増えそうです。

Banner_13_2 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本のマスコミは本当に腐っている

2日に渋谷で大規模なデモ行進が行われました。自分を含め、知らなかった人は多いのではないでしょうか。基本、マスコミが報じなければ我々は情報を得られません。大事なことをマスコミが報じない、日本は恐ろしい国です。この記事はCNNがソースです。

http://www.cnn.co.jp/world/30000404.html

(CNN) 尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐり、日本では東京など7都市で2日、中国に対する抗議デモが行われた。

参加者らは日の丸を掲げ、「中国の領海侵犯を許さない」などと主張した。

その様子はこちらの動画サイトに出ています。

http://www.youtube.com/watch?v=zrrYUDqrjbk

中国の横暴を許さないという人達がこれだけいるのです。

テレビや新聞のトップを飾っても良いくらいのイベントです。

しかし日本のマスコミはスルーです。

この国のマスコミは、中国の反日デモは報道するのに日本の反中デモは報じません。

このダブルスタンダードはどう説明してくれるのでしょう??

理由はと言えば、日中記者交換協定なんでしょうが。

日本のマスコミは中国に不利な内容を報道したら中国から追放される。

そう言えば、長野五輪聖火リレーの時の報道も酷いものだったようです。

現地にいた人のブログです。

http://seikanagano.seesaa.net/article/94800712.html

中国、日本、警察、マスコミの恐ろしさがよく伝わってきます。

こんなアンフェアな国と戦略的互恵関係なんて不可能です。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 2日 (土)

明日の枝野に注目

これは近年まれに見る爆弾発言です。仮にも政治家の発言です。そこいらのブログや2chとは違います。枝野が明日どうなっているか、非常に興味深いです。

民主党の枝野幸男幹事長代理は2日午後、さいたま市内で講演し、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐって緊張関係が続く中国を「あしき隣人」と呼び、激しく批判した。
 枝野氏は「日本が中国とどういう距離感で付き合うかを確認するいい機会だった」と衝突事件を振り返る一方、「(中国は)あしき隣人だが、隣人は隣人だから、それなりの付き合いをしていかなければならない。米国や韓国のような政治体制や価値観を共有できる国とは違う」と断じた。
 さらに「法治主義の通らない国だから、(フジタの社員が)突然拘束されるとかいろんなことがあり得る」と指摘、「そういう国と経済的なパートナーシップを組むという企業はよほどお人よしだ」と語った。 

言っていることは我々の思いを代弁した内容で、結構同意出来る内容です。

しかし、

中国に世話になっている民主党の議員が、

公式の場でこんなことを言ってしまうなんて、

信じられません。

通常、こんなことを言ったらタダでは済みません。

明日は中国が激しく抗議し、菅か仙石あたりがその意を受けて枝野を一兵卒に降格する、というのが本線です。

最悪、中国が更に報復行為に出るかも知れません。

もし万が一、そんなことにならなかったら・・・

そんなことを妄想したりもします。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 1日 (金)

共存するしかない

我々が思っていたより遥かに、微生物は逞しかったのです。このあたりで、「バイ菌は全て殺す」という固定観念から脱却しなくてはいけないと思います。そうでないと、近い将来に大きな大きなしっぺ返しを喰らうことになります。

帝京大病院(東京都板橋区)で多剤耐性菌アシネトバクターの院内感染が明らかになって10月3日で1カ月。他の病院でも同菌の院内感染が次々と判明し、病院側の認識の甘さや報告の遅れなどが問題視されたが、実は素早い対応を取った藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)でも感染は終息していない。取材を進めると、防止策の難しさや現場の苦悩、日本の院内感染対策の課題が浮かぶ。【福永方人、写真も】

そもそも、抗生剤を使うところで耐性菌が出現するのは当然のことです。

感染症の患者さんに抗生剤を使用すれば、必ずごく一部の菌は耐性化します(というか、たまたま耐性を持っていた菌が生き残るのですが)。

通常は、わずかに生き残った菌なら人間の持つ天然の免疫力によって死滅します。

ところが、免疫力の弱った人間では、そのわずかな菌も殺せずにこれが再び増殖してしまいます。

それを殺すために別の種類の抗生剤を使用する。

これを繰り返すうちに「多剤耐性菌」が完成します。

話はこれだけではありません。

その耐性菌は、医療スタッフの手を介して他の患者さんにも伝播します。

今回の「院内感染」は、これで感染が拡大したことが問題となっています。

しかし実際問題として、「院内感染」を完全に防ぐことは不可能です。

「全室個室の病院で」、「たくさんのスタッフがいて」、「感染していない患者さんも含めて全ての」、「患者さんに触れるたびに一々ガウンを着替えて手洗い」

こんなにコストやマンパワーをかけられる病院などこの世に存在しません。

現実にはどうしてもコスト・ベネフィットを考慮した対応にならざるを得ません。

その結果、ある程度は助けられない患者さんも出現します。でもその人達を完全に救うために医療のコストを倍増させることは、この国の現実として不可能です。

帝京大学病院の「死者34人」は許容出来ない、と思う人も多いでしょうが、全員が「多剤耐性アシネトバクター」によって死亡した筈はありません。

むしろ、全ての人を救おうとして、免疫力の低下した患者さんに繰り返し抗生剤を使用することで多剤耐性菌が出現してしまいました。

結局、バイ菌を完全に滅ぼすことは不可能なのです。

我々は、人類そのものに脅威とならない範囲のバイ菌なら、妥協して共存していかなければならないのです。

Banner_13_2 よろしかったら応援クリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »