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2010年10月16日 (土)

良くも悪くも月1%が目安

為替相場は急激に動けば経済に大きな悪影響が生じます。現在の我々の問題はドル円の急激な円高なわけですが。米中関係の記事でもこれを読むと、どのくらいの変動が適正なのかが見えてきます。

【ワシントン時事】米財務省は15日に予定していた貿易相手国の為替政策に関する半年次報告書の発表を延期した。介入で人民元相場の上昇を抑制する中国を為替操作国に認定するかどうかが焦点だったが、同省は声明で中国の対応を一応評価するとともに、相場の一段の上昇に期待を表明。輸出拡大のため自国通貨を切り下げる「通貨安競争」をめぐり、11月に韓国ソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合などでの協議進展を待って報告を発表する方針を明らかにした。
 中国は米国が人民元切り上げ圧力を高める中、6月に為替制度の弾力化を約束した。米財務省はこの日の声明で「9月2日以降、上昇ペースは月間1%を上回る水準に加速した」などと評価。これがしばらく続けば「(人民元について)国際通貨基金(IMF)が大幅な過小評価と結論付けた状態が是正される」とし、中国に努力継続を求めた。 

実際の人民元相場を見てみましょう。

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数年のスパンで見れば、順調に切り上げが進んでいたと言えます。

しかし、リーマンショックを境に、変動が止まっています。これは、リーマンショックの影響の少ない中国は本来元高が進むはずのところを、それでは自国製品が売れなくて困ると執拗に元売り介入を行った結果です。そのおかげで中国はリーマンショックから早くに立ち直って好景気を謳歌しているのです。

それがあまりにも酷くて、自国の物が売れなくて困ったアメリカから元高にせよと言われているのです。かなり前から要求されていたことなのですが、最近アメリカに強硬論が目立ち始めたために中国もようやく元高に舵を切ったところです。

さて、翻ってドル円相場です。

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リーマンショック以後、波はあるにしても全体的には円高です。数年前の上げ相場のピークだった2007年6月から毎月1%ずつ減らしていくと確かに今くらいの相場にはなるのですが(計算上は約83円)、5月頭の直近のピーク95円からは月に3%のペースで下落しています。

この速さは異常です。

短期的には最安値79.75円を割り込むかも知れないが、遠からず95円から月1%のペースである90円程度には戻ると予想します。もっと長期はまた下がるでしょうけど。

というか、そうであってほしい。

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コメント

巡りに巡って辿り着きました。
応援クリックを募集しているようなので、
ポチッとしておきました。
僕の方にも、足跡でも残してくだされば、
また応援にきますね。
それでは、今後ともブログの方頑張ってください!

投稿: 白ポーター | 2010年10月16日 (土) 16時27分

ありがとうございます。

そちらの方にもお邪魔してみました。
興味深いお話ですが、如何せん途中からなので、
追いつくのに時間が掛かりそうです。

追々読み進めていきますが、
とりあえず応援は押させて戴きました。

またよろしくお願いします。

投稿: プー | 2010年10月16日 (土) 16時54分

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