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2010年6月28日 (月)

繰り返すが、中川昭一はもういないのだ

今は世界の金融をリードする人物がいません。大した合意も得られずに閉会。世界はどこに向かって進むのでしょう?

世界的な金融危機から脱却する速度は各国によって異なる以上、ポスト危機の成長戦略が異なるのはやむをえない-。G20サミットの首脳宣言は、メンバー間の不一致を認めることで合意したといえる。

 首脳宣言は2013年までに財政赤字を半減させる「努力目標」を盛り込んだものの、具体的なアプローチは各国に委ねられ、拘束力はない。財政状態が先進国で最悪の日本が例外扱いとなったのは、各国の個別事情に配慮した今宣言の象徴であり、日本にとって不名誉な事態だ。

麻生太郎・中川昭一が健在だった頃は、日本のバブル崩壊の教訓をもとに、IMFの強化と積極的な財政出動を世界に発信し、リーマンショック直後の世界恐慌の危機を乗り切りました。その功績は人類史上最大と賞讚されました。

しかし今はそんなリーダーシップを持つ人物がいません。

まあ、「日本が例外扱い」というのは、日本には膨大な債務があるものの、そのほとんどが国内で消化されている、という特殊事情があるからでしょう。

数年後に日本の国債の買い手が付かなくなったときに、日本国内は大変なことになるのですが、海外に大きく波及することはないだろう、という見通しです。

さらに言えば、そうなった時に日本が対外債権を売り払うこともしない(出来ない)だろうと舐められてもいるわけですが。

しかし、一国の緊張が急速度で他国に波及することを見せつけたのがリーマン・ショックの教訓だ。中国の景気過熱とバブルの膨張、米国の高失業率、そして、日本の長期デフレと債務の膨張…。欧州不安以外にも世界経済の「二番底」リスクは山ほどあり、個別事情の配慮は、対応の遅れまで容認する危険がある。

補足するならば、他国に波及しなければ何とか乗り切れる、とも言えます。

ここに示されたように、更なるショックは今後たびたび起こるでしょう。

それが世界中に飛び火するのを止められない日が来たら、世界の破滅、具体的には戦争が起こるでしょう。

戦争というものは、言うまでもなく悲惨な出来事であり、我々としては絶対に回避しなくてはいけないことですが、巨大資本家の立場から見れば、戦争は一大公共事業であり、戦後復興という成長市場を作り出すことでもあります。

彼等にとって、成熟した市場には旨味がないのです。

麻生・中川の存在が不利益になるという人間が、どこかに存在したと考えて良いのではないでしょうか。

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