« 最後まで国民のせいか | トップページ | 2010年12月東京ディズニーランド混雑予想 »

2010年6月 3日 (木)

医師一人では絶対に助けられない

そもそも首吊り自殺を一診療所に運び込もうということ自体が大間違いです。体制の不備を現場のせいにするのは、行政の無責任です。

市の説明では、5月19日午前8時前、「首をつり、自殺を図った男性がいる」という119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性は心肺停止状態で、診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。男性は市内の別の医療機関で死亡が確認されたという。

首吊り自殺の救命はとても大変です。まずは呼吸器・循環器的処置を迅速に行わないと助かりません。その場を乗り切っても全身状態不安定で長期管理も大変です。

その診療所は常勤医師が内科医一人です。

助からない前提で受け入れる事があり得ない以上、対応不可能と言わざるを得ません。

 村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。

村上医師も、「一人じゃ無理」と言えば良かったのに。単に死亡確認すれば済む状況かどうかなんて分からないのだから。

それにしても、

藤倉肇市長は「誠に遺憾という思い。市立診療所の開設者として総括が必要だ」と話した。

「総括」ってどうするんだよ。村上医師をクビにすることか? いずれにしても、こういう案件で村上医師を責めるようなら、無医村になるのは確定で、その理由が市長の命令か村上医師の自発的退職によるかの違いでしかないでしょう。

根本的な解決は、医師を増員するなどして医療体制を充実させることです。

それが不可能なら、せめて今いる人員を失わないように努力することしかないと思いますが。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

|

« 最後まで国民のせいか | トップページ | 2010年12月東京ディズニーランド混雑予想 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

私も村上医師の判断は当然と思いますね。
問題は、一般の方ならともかく、市長が医療のことをよく分かっていなさそうであることで。

投稿: naoki | 2010年6月 4日 (金) 00時28分

コメントありがとうございます。
「医療の限界」ってものを多くの皆さんに知って欲しいと思っています。
「市長」に届くという自信はありませんがねw

投稿: プー | 2010年6月 4日 (金) 08時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/420968/35029058

この記事へのトラックバック一覧です: 医師一人では絶対に助けられない:

« 最後まで国民のせいか | トップページ | 2010年12月東京ディズニーランド混雑予想 »