« 誤発注だけが原因ではないだろう | トップページ | 実は国家的危機、口蹄疫 »

2010年5月 8日 (土)

ギリシャ支援にIMF・・・って中川さんの遺産だよ

日本がギリシャを支援するのはどうかと思う人も多いでしょうが、一小国に止まらない事態だけに、日本も真剣勝負です。

財政危機に陥っているギリシャに対し、日本もIMF=国際通貨基金を通じて外貨準備の一部から融資を行う見通しとなりました。

(中略)

日本は、おととしの金融危機のあと、IMFに対して外貨準備の一部から最大1000億ドルを貸し出す制度を設け、すでに5つの国に融資しており、今回のギリシャへの融資にも、この資金などが活用される見通しです。財務省によりますと、日本の融資額はまだ決まっていませんが、仮にギリシャが融資を返済できなくなっても、IMFが返済するため、日本の外貨準備に損失が出る可能性は低いということです。

当時はあまり報道されませんでしたが、リーマンショック直後のG7で日本が1000億ドルの米国債をIMFに融資し、これによって破綻したいくつかの小国が助かりました。これを提案したのは当時の財務大臣・中川昭一氏でした。

日本の保有する米国債は政治・経済的に売却することの出来ない塩漬け財産です。しかしこれを「IMFに融資」することによって生きた財産になります。財政危機の国には救いの神いや実際は取り立てが厳しいんだけど破産するよりだいぶマシ、日本としては安全な運用先、それでいて米ドルの暴落も防げる、奇跡の処方箋でした。実際、IMF専務理事のストロスカーンは、人類史上最大の貢献と謝意を述べています。

さて、今回の件ですが、新たな取り決めが行われたわけではありません。当時の融資の枠がまだ残っていると言うだけの話です。

中川氏を超える財務大臣がこの国はおろか世界中を捜してもいない、というのが現在の世界の不幸だと思います。

再び始まった世界的ショックを中川氏なしで乗り切れるのか。悲観的な自分の投資戦略は、ユーロの戻り売りになると思います。

Banner_13 よろしかったら応援クリックお願いします。

|

« 誤発注だけが原因ではないだろう | トップページ | 実は国家的危機、口蹄疫 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/420968/34586632

この記事へのトラックバック一覧です: ギリシャ支援にIMF・・・って中川さんの遺産だよ:

« 誤発注だけが原因ではないだろう | トップページ | 実は国家的危機、口蹄疫 »