« 故・中川昭一氏のカレンダーが大人気 | トップページ | 小沢に検察審査会 »

2010年2月12日 (金)

文民統制とは制服組の意見を無視するという意味か

「(日米)同盟は『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されない」

首相の発言に対する皮肉かもしれませんが、言葉自体は全くの正論です。

 陸上自衛隊第6師団第44普通科連隊長の中沢剛1等陸佐(47)が「(日米)同盟は『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されない」と発言したことに関し、北沢俊美防衛相は12日の閣議後会見で、処分を含め対応を検討する考えを示した。
 防衛相は「(政治や外交という)国家意思にかかわることを現場指揮官が公式に発言する規律の問題を、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から整理する必要がある」と述べた。 

人間、立場というものがあるので言ってはいけないこともありますが、この程度の発言で粛清されるようではこの国は終わりです。

シビリアンコントロールという言葉は、政治が軍事を押さえるという基本方針ですが、最近は自衛隊からの正論を封じるための錦の御旗のような扱われ方がされていると思います。

防衛省や自衛隊の幹部は、軍事の研究が仕事です。国際情勢などの諸々の情報を収集して未来を予測する。戦争が起こるとしたらどういう形で、どう対応すべきかも検討します。

そんな人にとって、軍事に関して素人の首相が普天間基地問題で「Trust me」とだけ言っておいて誠意ある対応を何一つしていないことは恐ろしいことなのでしょう。

日本の近代史を振り返れば、太平洋戦争への道標として満州事変・二二六事件などがありますが、「軍部の暴走」と断じられています。この事だけを見れば、「軍人は判断してはいけない」となるのでしょうが、そんな単純な話ではないでしょう。

満州事変の原因は、日露戦争の結果日本が得た満州での権益がソ連や中国の工作によって著しく侵害されたことにあります。現地の日本人から関東軍にはしっかり取り締まれと言われる。しかし政府はそれを認めない。このままでは日本は満州を失ってしまう。となれば、もう独断で戦うしかない、と暴走するのも当然だったのでしょう。良い悪いの判断はこの際しませんが。

歴史からの教訓は、「軍人は判断してはいけない」ではなく、

素人はプロの意見を聞け。

と考えます。

Banner_03 よろしかったら応援クリックお願いします。

|

« 故・中川昭一氏のカレンダーが大人気 | トップページ | 小沢に検察審査会 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/420968/33349134

この記事へのトラックバック一覧です: 文民統制とは制服組の意見を無視するという意味か:

« 故・中川昭一氏のカレンダーが大人気 | トップページ | 小沢に検察審査会 »