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2009年10月17日 (土)

新型ワクチン、接種は原則1回

 厚生労働省は16日、新型インフルエンザワクチンについての意見交換会を開き、出席した専門家らは、国産ワクチンの接種回数を原則1回とする方針で合意した。

ワクチンが足りないのだから、重症化リスクの低い人は1回で、というのは妥当な判断でしょう。

科学的根拠より社会的必要性に配慮した決断と思いますが。

 臨床試験は9月中旬に開始し、健康な成人200人に北里研究所の製造したワクチンを接種。うち血液を採取できた194人について分析したところ、通常の分量を1回接種した96人のうち、75%に当たる72人が十分な抗体を獲得していた。98人には分量を2倍に増やしたワクチンを接種したところ、抗体の保有率は87.8%に上昇したという。 

この臨床試験の結果を見ると、一個人で考えて1回接種で効果十分かというとイマイチですが(まあ、実際ワクチンなんてその程度のものなのです)、集団で考えた場合、2回分を1人に注射した時の効果(?)が87.8に対して、2人に1回分ずつとした場合は75×2=150となり、費用効果に優れます。

少なくともワクチンの不足している現状において、新型インフルエンザ蔓延を防ぐ目的なら、全員1回ずつの接種を行うのが正解でしょう。そしてワクチンが充足してきたら、高リスクの人が2回目の接種を受けるべきです。

全ての人を完璧に救うことが不可能であるなら、大きな意味での費用効果に基づいて優先順位を決めることは、必要悪であると考えます。

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