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2009年4月23日 (木)

産科医の当直を時間外労働と認める判決

医療界においては画期的な判決です。

 奈良県立奈良病院の産科医2人が過重労働に対する割増賃金を求めた訴訟で、奈良地裁は夜間と休日の当直は労働基準法上の時間外労働にあたるとして、県に1540万円の支払いを命じた。

問題だったのは、医師の夜間や休日の労働は「当直」という、本来ほとんど労働の必要のない業務ということになっており、一律の安い手当しか払われていなかったのに、実態では分娩や急患対応など通常業務と変わらない仕事量だったことです。

今回の判決は、夜間休日の仕事がしっかり仕事と認められ、時間外労働としての賃金が支払われるようにというものです。

ついにパンドラの箱が開きました。

日本の医療費政策は、「当直」を代表される、医師のただ働きによって何とか維持されてきました。全ての医師が正当な報酬を主張すると、現行の医療制度は崩壊します。医師の給料がいきなり1.5倍になるということですから

かといって、従来通りなら激務の診療科から次第に医師が逃散して行き、結局は崩壊です。

同じ崩壊するなら、早い方が絶対良いです。

離職した医師達が技術を忘れないうちに新しい制度を作って復帰してもらうことで、その被害を最小限に抑えることが出来ます。

今後、同様の訴訟は全国で起こると考えられます。

これに対し、マスコミや上級審はどう反応するだろうか、注目したいと思います。

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