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2009年3月31日 (火)

札幌医大病院で女性医師の時短勤務制度。時給約千円

札幌医科大学病院は、4月から、主に女性医師を対象に、勤務時間を短縮して働ける制度を導入する。出産などでキャリアを一時中断した医師がスムーズに復帰できることと人手不足を補う狙いがある。

しかし時給1000円です。応募などほとんど無いでしょう。

医師で時給1000円など、常識的にはあり得ない条件ですが、大学病院の非常勤医師ならその水準です。教授を頂点とした医局の中の下っ端で診療・教育・研究と忙しく働いてこの給料。残業代も出ません。とても生活できないので大学外の病院に「アルバイト」に出掛けて生活費を稼ぐのです。

彼らが何故そんな生活に耐えるかと言えば、将来の教授などを目指すための修行と、何年か頑張れば条件の良い職場に転勤させて貰える期待があったからです。

ところが、最近は端から出世など不要と割り切る者も多くなり、しかも医療業界も人材派遣業が発達して、医局に頼らなくても条件の良い職場に就職できるようになってきました。

そうなると大学病院の非常勤医師のメリットはなく、そのなり手はどんどん減ってしまいます。研修医が卒業後の研修病院に大学病院を選ばなくなった傾向とも強い関連があります。

そして、大学病院から医師が不足した結果、医局から医師を派遣していた病院からの引き揚げが行われ、地域医療崩壊の一因となりました。

このままいくと、将来はどうなっていくでしょう?

大学病院の医師がこのまま減り続ければ、医局派遣医師に頼った病院はますます引き剥がされて廃院していきます。さらに進めば大学病院も運営不可能となり廃止となるところも出るかもしれません。

この国の医療崩壊は、まだまだこれからが本番でしょう。

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