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2009年3月29日 (日)

橋下改革で大阪府の医師職11人退職

医師の資格を持って公衆衛生政策を担当する大阪府の医師職の職員45人のうち、11人が3月末に退職する。

府は昨年8月から医師職を含めた一般職員の基本給を最大16%カット。また、生活習慣病の研究や循環器疾患の予防などに取り組む府立健康科学センター(大阪市)の新年度運営事業費を前年比約4000万円減の6億7000万円にカットするなど、医療対策費の削減も進めてきた。

医師は給料が高めなので最大かそれに近いカット幅でしょう。それにしても大変なことです。

通常、医師の給料水準は、ここ30年は上がっていませんが、かといって目立って下がってもいません。ボーナスは減ったりしましたが。むしろ、公立病院では民間と比べて給料が安すぎて医師が逃散しているので医師手当を増額している自治体も出現しています。減らしたために医療崩壊した自治体もありますが。まあ、仕事量は年々増え続けていますが。

公務員医師の少なくとも相対的には安い給料をいきなり10数%減らされたら、「やってられるか」となっても仕方ないと思います。

彼らは民間病院などに転職するようです。最前線では使えない医師ですが、外来や健診などやってくれるだけでも他の医師の負担減にはなります。ニーズはあるのです。そしてその方が収入も増えるはずです。責任も軽くなるし

さて、公衆衛生を司る医師の業務はというと、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%89%80

と多岐にわたりますが、大量退職により問題になりそうなのは、急な伝染病の大流行でしょう。

比較的新しい話では、1996年のO157による食中毒の大量発生があります。

http://www.nih.go.jp/niid/bac/iasr198fig.html

感染源としてカイワレ大根が疑われて自殺した生産者が出たり、菅直人氏が食べて「カイワレ騎士(ナイト)」と呼ばれたりした件です。あの頃はカッコイイと思ったものです。

近未来に予測される事態としては、新型インフルエンザでしょう。被害を如何に減らせるかは、流行初期にどれだけマンパワーとお金をつぎ込めるかに掛かってきます。人も金もアップアップでは、流行が起こったときの被害が心配です。そしてその被害は近隣の府県にも及ぶものなので、このような政策には納得できません。

とは言え、歳出を削減しなければ夕張市のように破綻が待っている大阪府。加入している生命保険の金額を小さくするような政策も、仕方ないのかもしれません。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

貧しい国の医療が貧弱なのは不思議なことではない。

投稿: | 2009年3月30日 (月) 17時21分

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投稿: 医師求人 | 2009年4月 6日 (月) 14時39分

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