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2007年8月31日 (金)

奈良→大阪流産事故、続報

昨日の事故を受けて、新聞に社説が載っています。

http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070831/shc070831001.htm

これは産経ですが、ここから他の全国紙に飛ぶことが出来ます。毎日は、本日の社説では採り上げていません。

あんまり酷いので、メールしました。

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本日の記者の主張を拝見した者です。自分は内科医です。

>妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち
という見出しは、不当であると感じています。
毎日新聞の取材が詳しいようですが、当時の状況からは、
>また義務忘れた
とは、全く不当な評価であると考えます。

取材などにより、「ベッドも人手も余裕があった」病院があったことがはっきりすれば、その病院は受け入れるべきだったと考えられますが、今のところそのような話は出てきておりません。奈良県立医科大学付属病院にベッドの空きがあったと言われていますが、収容依頼があった時点で軽症でない患者さんの診察中なら、ベッドが空いていても人手が確保できないので、断らざるを得ません。必要な診療が行えないのに受け入れたとしたら、そちらの方が遥かに無責任です。

ご指摘のように、これはシステムの問題です。産科医の減少に歯止めが掛からない以上、国を挙げて対策を立てなければいけませんが、このような形の見出しの社説を見たら、読者は医師が悪いと誤解するでしょう。これを読んだ産科医師、或いは産科志望医学生は、暗澹たる気持ちになるでしょう。産科医の減少が更に進む事は間違いありません。

確かに不幸な事故ではあります。しかし、個人を叩いていては永遠に解決しないことを、ご理解ください。

追伸:
貴紙の、極東に関する見識には感服しております。医療においても同様な論説をお願いいたします。

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一方で、自分の思想信条から最も遠い朝日新聞が、全国紙の中では最も医療に理解を示しています。何とも皮肉なものです。産経=親米、だけに、アメリカの要求に応えている(医療崩壊→外資保険会社参入でウマー)と言えるのでしょうか??

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